サラ・シャンティ通信6月号
日本神界の使命を受けた出会い
関川次郎、稲田芳弘『カタカムナへの道』より。
「出会いの意味を考えていくと、そこに潜象世界の精妙で絶妙な働きが感じられてきて目が眩むような思いがする。楢崎と宇野との出会い、楢崎と平十字の六甲山での出会い、満州でのラウサン老師との出会いから生まれたカタカムナ。
さらに言えば人類史そのものが楢崎皐月なる天才科学者を見つけ出し、楢崎に人類史の秘密との出会いが恵まれて長らく封印されてきたカタカムナが解読することができた。カタカムナの力は極めて強大なので、その濫用を戒めて天界が封印してきた筈なのに、それが再現されたのは、末法の世に対処するために天の御意思によって解放されたのか」
一端封印された日本語48音のコトダマの思念が、現代において楢崎と平十字の出会いによって再現したことは、物質文明が20世紀末で終わりをつげ、21世紀は輝かしい精神文明の夜明けになるという数々の予言が、天界の意思により現実のものとなる準備が着々と整えられている事の現れと理解される。関川次郎と芳賀俊一による潜象道塾から生まれた「カタカムナへの道」が関川次郎と稲田芳弘の出会いにより本が出版されました。
その稲田さんは学生時代に楢崎皐月から教えを受けた事を以下に述べている。「楢崎先生が相似象―カタカムナが教えてくれたもの、それは美しいもの、気持ちの良いもの楽しいもの、清々しいもの有難いもの、ワクワクするもの、これらすべてが天然の本姓であって、そういったものが感じられる場所や出来事に出会い体験することが、その人の心と体をアマのカタチに近づかせ、相似象化すなわちムカヒ(対向)によってアマウツシが起こる。こうした非常にシンプルな天然物理を教えていただいた」。
こうした天の意思を受け継いで稲田さんがサラ・シャンティに来られ、カタカムナ講座が開催されるという奇跡の出会いが起こった。それは阪神大震災でボランティアの集団を統括した元気村の山田バウさんの出会いのお陰です。2006年の9月にバウさんが突然我が家に来られ妻の首の包帯をみて「どうしたの」と聞かれ、甲状腺ガンですと答えた時に、バウさんがこれを読みなさいと稲田さんの著書「ガン呪縛を解く」を取り出したのです。それを読んで妻は医者に行かず自分で治す決意をしたのです。
稲田さんは関西で開催される千島学説学会にしばしば参加されるので、出会いが実現し、親しくなってお話を聞かせて貰えたのですが、稲田さんは学生時代に楢崎皐月と出会い、いろいろカタカムナの事をきいておられたのです。それで2009年に『カタカムナへの道』を出版された時に、北海道から来ていただき講演会が開催できました。
その後、土居正明「カタカムナ13回連続講座」が5年間で3度開催され、吉野信子「カタカムナ講座」、佐藤敏夫「神の数学」、昌原容成「日本語は神」が開催されて縄文カタカムナ文化塾が生まれ、その流れに乗って8年前に保江邦夫先生と不思議なご縁が繋がり、年間11回のお笑い真理塾が開催されるようになりました。そして3年前に宇野多美恵先生から直接指導を受けておられた天野成美先生を紹介していただいき、お陰で天野カタカムナ連続講座が生れたのです。
驚きなのは天野先生の『完訳カタカムナ』には、湯川秀樹が晩年研究されていた素領域理論の唯一の後継者である保江先生は、その内容が楢崎皐月の80首の研究と似ているというびっくりするようなお話が書かれているのです。すなわち保江先生の素領域理論はカタカムナだということですから、やはり天の意思が働いているのでしょうか。
さらに保江先生の素領域理論は唯意識論として親友の中込照明先生が研究されていて、『唯心論物理学の誕生』という量子物理学の難解な著書があり、この度もっと分かり易い内容で海鳴社より『万物の起源』が出版され、僕も読みましたが面白い内容ですのでお薦めです。
西洋的物質中心の価値観の唯物論的世界から卒業して、心や意識を中心にした時代に相応しい唯心論、唯意識論を研究する保江先生や中込先生とのご縁が生まれ、天野縄文カタカムナ塾が誕生するという神がかり的なことが起こり続けて、21世紀のお役目をサラ・シャンティは演じている訳ですが、意識を高く保って頑張らねばと思っています。
つづく