サラ・シャンティ通信10月号
私と神様、仏様、サイババ様
私の著書『走りながら祈る』の中で「制御不能な神秘体験」としてサイババの物質化現象を2度も体験し、不思議な力のお陰で誕生したサラ・シャンティの秘話を紹介しました。1995年の阪神大震災から28年が過ぎた今、サラ・シャンティが全国に知られるようになり、世間のスピリチャルに対する否定的な感覚が薄くなって、神秘体験に興味を持たれる人がかなり増えてきました。
カタカムナにたいする関心も高まってきて、保江先生や天野先生の講座にも全国からの申込みがあります。ズームによる講座の配信はまだしていませんが、コロナ禍以降盛んになって来ましたので、そうした技術の習得も必要になってきました。テレビや新聞の時代は終わったと言われるようになり、ネット配信が盛んになり、個人の力で動画を配信する事が当たり前のようになっています。
Twitter、Facebook、YouTube、Instagram、Lineなどで文字や動画配信が増えて、好き勝手な情報が飛び交っていますので、選別するだけで本当に忙しくなりました。コロナ禍のワクチン強制に対する批判などは全て自動で削除されたりと、そうした言論統制や弾圧が行われていても政府マスコミはまったく無関心なのには呆れます。そんな状況でも医療を信じて、8割近い人がワクチンを接種し、副反応で突然死が起こってもワクチン批判は起こりません。
ある反ワクチンの女医さんが、「ワクチンを打つ医者が93%もいる」と嘆いておられました。医大に入って医者になっても、自然治癒について習わないので、薬でしか病気は治せなという考えが絶対化するのです。こうした問題はスピリチャルと関係ないことのようですが、常識では考えられない自然治癒が起こったり、不思議な体の情報を直感で受け取る訓練も大切だと知ることです。
作家の五木寛之は現在90歳で「医者に頼らず生きるために実践している100の習慣」、「百歳人生を生きるヒント」などの著書があり、僕にとって医者に行かずに元気な生き方の実践法を知る上で、お手本になる人だと思っています。佐藤愛子100歳、曽野綾子92歳と長生きしている文筆家は、様々な人を観察する能力が養われて生き方の知恵が養われ、創作意欲が沸いて来るのが元気の秘訣なのでしょう。
一方阪神、東日本大震災の被害により、世界中から日本に対する関心と評価が高まり、テレビ番組「日本に行きたい」を見ると世界中のあちこちで日本にしかないカレーパン、折り紙、漬物、奈良漬け、干瓢などに興味を持ち趣味や仕事にしている人が紹介されます。この番組を見ていると本当に日本にしかない特異な文化だと気付き、なんと凄い国なのかといつも感心しています。
精神的にも物質的にも世界でもっとも豊な生活を実現できたのは、豊芦原瑞穂の国という基底文化の縄文時代12000年もの間に海外から一度も侵略を受けずに育んだ文化がどれほどユニークで特殊な優れた文化であるかを自覚しないのは本当にもったいない事だと思います。杖道や古武道のような腰腹文化を習得するために欧米から来日する外国人たちが沢山いますが、その古武道に日本人が無関心なので不思議がっています。
私が46年間も続けてきた杖道を知らない人が大半です。型稽古を重ねることで自然に腰腹の身体運用が習得でき、陶芸、調理、農作業、大工仕事と共通する身体運用ができるようになり、役に立ちます。稽古後の座禅では般若心経と坐禅和讃を唱和し、心身を統一することで魂・心・体が一体となり、神仏習合と修験道の奥深い意識が育つと、ご先祖様やサイババと繋がるようになったのです。